プロフィール
氏名:坂上俊陽(さかがみとしはる)
職種:仏師・木彫刻師
工芸名:仏像彫刻
工房名:工房 仏師 坂上俊陽
所在地:石川県金沢市
URL: https://www.butuzou-s.com
【経歴/プロフィール】
出典:youtube 坂上俊陽 仏師 現代の仏像への挑戦 木彫りの不動明王像
①仕事の内容について教えてください。
主に、お客様から注文が入った仏像を手彫りで、ひと彫りひと彫り思いを込めて仏様を迎えていきます。
②この仕事を選んだきっかけを教えてください。
元々は仏師になりたいわけではなかったのですが、弟子入りしていく中でこの仕事の素晴らしさに惹かれていきました。
自分が一生懸命手掛けた仏像が、寺院に入り多くの方の祈りの対象となることに大きな喜びと責任を感じました。
この仕事は私にとって、生涯をかけるだけの価値のある仕事だと思いました。
③修業を開始するまでの経緯を教えてください。
高校卒業後、自分にとって生涯をかけて取り組める仕事とは何だろうと考えた結果、私の場合は、昔から好きだったものづくりでした。
木彫刻の徒弟制度のある町を知り、そこで尊敬できる師匠に出会ったのですが、その方が仏師でした。
④修業時代の生活はどうでしたか。
工房に、こもりっきりになる事が多いので、人と話す機会は少なくなりました。
環境の変化に、最初は戸惑いました。
⑤修業期間について教えてください。
五年間の住み込み生活でした。
⑥今後の目標や実現したいことはなんですか。
生涯をかけて、ものづくりを通して、人づくりや道づくりをしていけたらと思っています。
⑦職人を目指す人達へメッセージをお願いします。
沢山、勉強する事があります。
好きなものづくりだけをしていて楽しそうに見えますが、沢山勉強する事があります。
好きな事の為には、苦手な事も勉強する事も多いです。
多くのことを勉強して挑戦する。失敗することは沢山あります。失敗した理由を考えて上手くいくまで何度も挑戦し続ける事が大事だと思います。
⑧その他のお話について。
機械化が進んでいる業界と比べ、この仕事は手彫りですので手間も時間もかかります。
難しい分野ですが一生をかけても足りない程、やり甲斐のある仕事です。
また、多くの時を経て追求して来た技術や思いがあります。
その思いを次の世代に繋ぐ架け橋となってもらえたら嬉しいです。
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