(ぬし)
どのような仕事?
ウルシから採取した樹液「漆(うるし)」を、木地作りの職人が作った椀・皿などの木地に塗る工程を担うのが塗師の仕事。
産地や工房によって、塗師の作業の範囲は様々。
漆を採取する「漆掻き」から作業をする塗師もいる。
現在、漆掻きを専門としている「漆掻き職人 / 掻き子」も少数となっている。
出典:youtube キラリ!新潟夢中人 キラリ!新潟夢中人 #16 新潟漆器職人 「真田 桃子」
必要な資格や免許
資格や免許は特に無し。
関連する資格
伝統工芸士(でんとうこうげいし)
経済産業大臣指定の伝統的工芸品、工芸材料・工芸用具の製造に従事する技術者を対象に「伝統工芸士認定試験」を実施。
昭和49年(1974)に誕生した制度で、伝産法規定に基づく国家資格。
受験資格は、経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に今現在も直接従事し、試験実施年度の4月1日時点で、12年以上の実務経験を有する人を対象にしている。実務経験年数には、専門養成機関の修得期間も含まれる。
原則産地内に居住している者であるが、各産地組合において独自の内部規定を設けている場合がある。又、産地組合の中に設置されている委員会を通じて受験申請を行う。
塗師になるには?
高校、大学、専門学校で漆芸について学び、独立した職人のもとや、漆器製造会社に就職し、修業しながら一人前の職人を目指すなどの道がある。
地域によっては、職業訓練・研修所などがあり、そこで漆芸について学び、技術を習得していくこともできる。
漆芸、漆器については全国に様々なものがあるため、自分がどういった物作りをしたいかを見極めることが重要。
オープンキャンパスや、工房で体験することもできるので、塗師の仕事がどういうものかを自分の目で見て体験することが大切。
関連リンク
漆に関するホームページ。子供達にも分かりやすく「漆(うるし)」についての様々な情報を紹介している。知識を得るだけのホームページにとどまらず、体験をしたい・漆に関してもっと詳しく知りたい・自分の情報発信をしたい・このホームページ内容を共有したいなど、様々な工夫がされているホームページになっている。岩手県浄法寺町から発信。
職人紹介
佐藤学
真室川漆器(まむろがわしっき)山形県
塩多政喜・塩多朋子
輪島塗(わじまぬり)石川県
学べる学校「漆器」
準備中
漆器に関わる職種
木地師
呂色師
蒔絵師
沈金師
研物師