(とうげいか)
どのような仕事?
土を選び、土もみ(粘土をこね)、轆轤(ろくろ)などで型を作り、絵付けした後、窯焼きをして陶磁器(通称:焼き物)をほぼ手作業で作り上げる職人。
現代では、コンピュータやロボットにより製造する最新技術まで幅広い製造方法がある。
手仕事の世界では、土もみ・轆轤回しについて「土こね3年、轆轤8年」という言葉があることからも、長い年月を要して修業が必要とされる。
日常生活に欠かせない器(茶碗や湯飲みなど)から、壷・皿などの大小様々なものまで幅広い製品がある。
陶磁器は、土の種類、こね方、釉、そして焼く温度など、様々な要素によって作品になる。
日本全国には様々な陶磁器があり、地域によってそれぞれ特色も異なる。
必要な資格や免許
資格や免許は特に無し。
関連する資格
伝統工芸士(でんとうこうげいし)
経済産業大臣指定の伝統的工芸品、工芸材料・工芸用具の製造に従事する技術者を対象に「伝統工芸士認定試験」を実施。
昭和49年(1974)に誕生した制度で、伝産法規定に基づく国家資格。
受験資格は、経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に今現在も直接従事し、試験実施年度の4月1日時点で、12年以上の実務経験を有する人を対象にしている。実務経験年数には、専門養成機関の修得期間も含まれる。
原則産地内に居住している者であるが、各産地組合において独自の内部規定を設けている場合がある。又、産地組合の中に設置されている委員会を通じて受験申請を行う。
陶磁器製造技能士
(とうじきせいぞうぎのうし)
国家資格である技能検定制度の一種。詳しくは下記関連リンクを参照。
陶芸家になるには?
高等学校から陶芸課程を学び、美術系の専門学校や大学へ進学し、さらに知識、技術の基礎を深めたり、専門学校、大学から学ぶという人もいる。
早いうちから陶芸に興味があれば陶芸教室に通うのも一つの手段。
陶磁器を作り上げるための高い技術・デザインセンス・様々なアイディアなどが求められる。
実践的な能力を身につけることが大切。現在、絵付けや成形でのアート的センスも求められていることから、デザイン系の勉強も必要な要素のひとつ。
陶磁器製造会社や、独立している陶芸家の元へ弟子入りをして、さらに修業に励むという人もいる。働く場としては、名産地ほどたくさんの人手を募集している。
学べる学校「陶芸」
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