新潟県
無名異焼(むみょういやき)
佐渡金鉱から産出する酸化鉄を含む鉱物を無名異と言う。
製造工程で、生磨きや焼成後の砂研磨という特殊な作業がある。
関連リンク
五頭焼(ごずやき)
五頭焼倉島窯(ごずやきくらしまがま)では、地元の良質な土を使い、幅広い作品を製作している。
笹神焼(ささかみやき)
笹神焼宮下窯(ささかみやきみやのしたがま)では、地元の良質な土を使い、幅広い作品を製作している。
村松焼(むらまつやき)
天保12年(1841)から明治25年(1892)まで、村松藩の城下町村松(現 新潟県五泉市)で焼かれていた陶器。
庵地焼(あんちやき)
関連リンク
富山県
越中三助焼(えっちゅうさんすけやき)
/三助焼(さんすけやき)
砺波市福山において、150年の伝統を誇る。
地元で取れる土を用い、この土地の草木から作る釉薬は、奥深い緑色が特徴。
全ての工程を手作業で行っている。
出典:youtube 30 seconds trip 30秒の旅|富山県砺波市 越中三助焼器作り体験【30 seconds trip】
越中丸山焼(えっちゅうまるやまやき)
越中瀬戸焼・小杉焼と並ぶ越中三大陶窯のひとつ。
富山藩10代藩主前田利保の産業振興策として焼かれていた。
安政5年(1858)安政の大地震で窯が大破し、次第に衰退。明治27年頃廃窯。
現在は生産されておらず、昭和36年に市の史跡に指定。
小杉焼(こすぎやき)
射水市小杉地区(旧 射水郡小杉町)で焼かれる陶器。
釉薬の銅青磁釉・飴釉による色合いが特徴。小杉青磁と呼ばれる緑釉のひとつは淡い緑色の発色をしている。
江戸時代後期の天保6年の頃に地元の陶工 高畑与左衛門が開窯。以降4代にわたり射水市(旧 小杉町)で焼かれていたが一時途絶えてまう。
昭和45年(1970)に池上栄一 氏が小杉焼・栄一窯として復活。
越中瀬戸焼(えっちゅうせとやき)
【窯元情報】
庄楽窯 千寿窯 四郎八窯 枯芒ノ窯
関連リンク
上記HOMEから > 青森県 > 瀬戸焼とは違う瀬戸焼 「越中瀬戸焼 庄楽窯」 参考。
石川県
九谷焼(くたにやき)
関連リンク
運営元:金沢市公式ホームページ
珠洲焼(すずやき)
平安時代末期から室町時代後期にかけ珠洲郡内で生産。古墳時代中期頃に大陸から伝わった須恵器(すえき)の製造技術を受け継いでいる。
日本海側(北海道南部から福井県あたり)に広く流通していた中世日本を代表する焼物のひとつ。
※須恵器(すえき)…古墳時代後半から日本でつくられた陶質土器。
関連リンク
大樋焼(おおひやき)
関連リンク
運営元:金沢市公式ホームページ
福井県
越前焼(えちぜんやき)
日本六古窯のひとつ。今から約850年前平安時代末期から焼かれ、約200基以上の古窯が発見されている。
出典:youtube 福井県観光連盟 動画で観る福井 日本六古窯の一つ、越前焼の魅力を発信 「越前古窯博物館」
氷坂焼(ひさかやき)
丹生郡吉野村氷坂(越前市氷坂町)で、明治初年に永宮東助が開窯。
昭和40年頃、福井県内の焼き物名称が「越前焼」に統一。
織田焼(おたやき)
越前焼きのルーツといわれる焼き物。
山梨県
能穴焼(のうけつやき)
窯場が新府城の北にある物見の小城「能見城」の麓(ふもと)にあり、城を治めていた穴山梅雪に縁ある地名「穴山」であることから「能穴焼」と命名。
釉薬などの研究に力を入れ、神秘的な色彩が特徴。
長野県
松代焼(まつしろやき)
江戸時代中期(1795年)7代松代藩藩主 真田幸専(さなだゆきたか)の時代に生まれた焼物。
独特な青緑を帯びた器肌は、陶土に鉄分の多い土を使い、自然釉をかけることにより松代焼独特な青緑色になる。
平成26年11月27日、 長野県の「伝統的工芸品」に指定。
関連リンク
【窯元情報】
尾林焼(おばやしやき)
江戸後期から南信州飯田に伝わる陶器。
飯田藩の御用窯として、篠田得斎が開窯。長野県最古の焼物であったが一度途絶えてしまう。
飯田城主のお庭焼陶工として瀬戸から水野儀三郎を招き再興(文政7年/1824年)。
関連リンク
高遠焼(たかとおやき)
文化9年(1812年)頃、城内に水を引くための土管を焼かせたのが始まり。
原料の粘土が赤土(茶色)だったためか、彩を出すのに白い釉薬の上に緑の釉薬を流したりするなど、釉薬を二重掛けする特徴をもつ。
関連リンク
天竜峡焼(てんりゅうきょうやき)
飯田市龍江天龍峡で焼かれる陶器。
幕末頃、瀬戸の陶工を招き、飯田藩のお庭焼として焼いたのが始まりとされる。
関連リンク
岐阜県
美濃焼(みのやき)
およそ1300年以上もの歴史を誇る。
現在の多治見市・笠原町・土岐市・瑞浪市などの辺りが「美濃国(みののくに)」と呼ばれ焼かれていたため、総称として「美濃焼」という。
伝統的工芸品に指定されている美濃焼は15種類。
詳細は下記リンクへ。窯元の情報なども掲載されている。
関連リンク
小糸焼(こいとやき)
江戸時代/寛永年間1620年代、飛騨藩主 金森重頼公が、兄 金森宗和公の斡旋(あっせん)を得て京から陶工を招き、高山市西部の小糸坂で窯を築き陶器を焼かせたのが始まり。
特徴は、「伊羅保釉(いらぼゆう)」という、茶色で少しざらっとした質感の伝統的な釉薬。
関連リンク
渋草焼(しぶくさやき)
関連リンク
:渋草焼
運営元:高山市ホームページ
山田焼(やまだやき)
関連リンク
:山田焼
運営元:高山市ホームページ
静岡県
森山焼(もりやまやき)
賤機焼(しずはたやき)
志戸呂焼(しとろやき)
関連リンク
運営元:静岡県郷土工芸品振興会
愛知県
瀬戸染付焼(せとそめつけやき)
椀や皿を「せともの」と総称する語源は、日本六古窯(信楽・備前・丹波・越前・瀬戸・常滑)のひとつ、愛知県瀬戸市に由来する。
陶器を初めて作ったのが瀬戸、磁器を初めて作ったのが唐津。陶磁器を西日本では「からつもの」東日本では「せともの」という。
平安時代に始まり約1000年以上もの歴史を誇る。一度も途絶えることなく生産され続けていることは、世界から見ても珍しい。
出典:youtube 伝統工芸 青山スクエア 瀬戸染付焼~歴史と制作風景~
関連リンク
赤津焼(あかづやき)
7種の釉薬「織部釉」「志野釉」「古瀬戸釉」「黄瀬戸釉」「灰釉(かいゆう)」「鉄釉」「御深井釉(おふけゆう)」と、12種の多彩な装飾技法が大きな特徴。
安土桃山時代、志野・織部といった現在の赤津焼の根幹をなす技法が茶道の発展により確立。
関連リンク
常滑焼(とこなめやき)
常滑市を中心に生産されている焼物。日本六古窯のひとつ。
原料の粘土に含まれている鉄分を赤く発色させることで生まれる*朱泥(しゅでい)が特徴。
※朱泥…鉄分の多い粘土を焼いてつくる赤褐色(あかかっしょく)の無釉(むゆう)陶器。
関連リンク
犬山焼(いぬやまやき)
愛知県犬山市丸山で焼かれる陶器。
雲錦手(うんきんで)、赤絵(あかえ)という絵柄が特徴。
雲錦手は、桜・紅葉を器に一緒に描いたもの。赤絵は、中国明時代の呉州赤絵を手本とする想像上の鳳凰や草花などを描いたもの。
【窯元情報】
犬山焼本窯元 尾関作十郎陶房
犬山焼窯元 大澤久次郎陶苑
犬山焼窯元 後藤陶逸陶苑
三重県
伊賀焼(いがやき)
伊賀市周辺で焼かれる陶磁器。
伊賀の土は耐火性に優れていることもあり、耐熱食器や土鍋などにむいている。
*窯変(ようへん)によりビードロ釉と呼ばれるガラス質や焦げ、素朴で力強い色や形が伊賀焼の特徴。
※窯変(ようへん)…陶磁器を焼く際に、炎の性質や釉(うわぐすり)の具合で、特異な焼成変化をすること。
阿漕焼(あこぎやき)
津市で生産。江戸中期の萬古焼(ばんこやき)の姉妹窯である安東焼(あんとうやき)を嘉永6年(1853)に再興したのが起源。伊賀や瀬戸の土を地元の土に混ぜ、手ろくろで成形。
四日市萬古焼(よっかいちばんこやき)
関連リンク
御浜焼(みはまやき)
三重県南牟婁郡御浜町神木(こうのぎ)で生産。
七里御浜の*①紺碧(こんぺき)の海の色を表現した「*②均窯釉(きんようゆう)」などの作品が特徴。
※①紺碧(こんぺき)…深みのある濃い青色。
※②均窯釉(きんようゆう)…青みのある釉(うわぐすり)をかけた陶器の総称。