(きんらんおりものし)
どのような仕事?
金襴とは、綾地(あやじ)・繻子地(しゅすじ)などの地に、金箔・金糸を用いて、紋様が浮き出るように織りあげた紋織物のひとつ。(銀箔、銀糸を用いたものを銀襴ともいう)
法衣、袈裟、能衣装、ひな人形や五月人形の衣装、晴れ着や花嫁衣裳、表装などにも用いられる。織手の力加減により、光の反射や色彩のちがいも見える金襴の技法は、様々なところに取り入れられている。
技法は天正年間 (1573~92) 中国から堺に伝わり、京都の西陣で盛んに織られた。
西陣では金を使わない「無金物(むきんもの)」の織物も含め「金襴(きんらん)」と呼ばれている。
必要な資格や免許
資格や免許は特に無し。
関連する資格
伝統工芸士(でんとうこうげいし)
経済産業大臣指定の伝統的工芸品、工芸材料・工芸用具の製造に従事する技術者を対象に「伝統工芸士認定試験」を実施。
昭和49年(1974)に誕生した制度で、伝産法規定に基づく国家資格。
受験資格は、経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に今現在も直接従事し、試験実施年度の4月1日時点で、12年以上の実務経験を有する人を対象にしている。実務経験年数には、専門養成機関の修得期間も含まれる。
原則産地内に居住している者であるが、各産地組合において独自の内部規定を設けている場合がある。又、産地組合の中に設置されている委員会を通じて受験申請を行う。
染色技能師(せんしょくぎのうし)
国家資格である技能検定制度の一種。詳しくは下記関連リンクを参考。
金襴織物師になるには?
金襴を製織する織物製造会社への就職や、金襴織物師へ弟子入りをする等の道がある。
生産量が最も多いのは、寺院などが多い京都府。
織物の知識だけでなく、仏教の知識も必要。
日本の仏教には100以上宗派があり、宗派・階級によって模様・色使いなどにも違いがある。
学べる学校「織物」
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織物に関わる職種
織物職人
爪織つづれ職人