福岡県
筑後手すき和紙(ちくごてすきわし)
楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などを原料にした手漉き和紙。
八女手すき和紙(やめてすきわし)
起源は約400年程前。原料は、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)など。
版画家の棟方志功も愛したとされ、版画「東海道五十三次」は八女和紙で作られたもの。
佐賀県
肥前名尾和紙(ひぜんなおわし)
300年以上の歴史をもつ佐賀県重要無形文化財指定の手漉き和紙。
県内で伝統を守っている工房は一軒のみ。
出典:youtube 九州4K百景 TEAM 4K 【公式】ULTRA HD 「肥前名尾和紙 佐賀」 4K|チーム4K
重橋和紙(じゅうばしわし)
重橋手漉和紙(じゅうばしてすきわし)
伊万里市南波多町の重橋地区で、楮(こうぞ)を原料に生産。
書道用紙などに用いられる。
鍋野手漉和紙(なべのてすきわし)
江戸時代、農家の副業として、傘や提灯、障子などに用いられていた。
昭和50年代に一度途絶えてしまうが、平成12年に地元商工会有志が保存会を立ち上げ復活。
復活させるにあたり、楮(こうぞ)栽培から始め、手漉き和紙を作り上げる。
コシがありひきが強い鍋野手漉和紙は、地元の小中学校の卒業証書などにも使われている。
熊本県
宮地和紙(みやじわし)
宮地手漉和紙(みやじてすきわし)
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水俣和紙(みなまたわし)
水俣市でコウゾなどを原料に生産。
大分県
竹田和紙(たけだわし)
江戸時代、豊後国(現 大分県の一部)にあった岡藩の御用紙としてつくられていた。
その当時、約10軒ほどが和紙を漉いていた。
弥生和紙(やよいわし)
佐伯市の弥生地区で、コウゾを原料に生産。
宮崎県
宮崎手漉和紙(みやざきてすきわし)
宮崎県では、楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などの和紙の原料を栽培していたため、古くは平安時代から和紙がつくられていたとされる。
書道用紙や障子紙の他、実用的な和紙製品がつくられている。
美々津手漉き和紙(みみつてすきわし)
日向市美々津では、和紙の原料となる楮(こうぞ)や三椏(みつまた)が多く自生していたこもあり産業として確立。
石並川の美しい水、穏やかな流れも和紙づくりに最適な地であるといえる。
穂北和紙(ほきたわし)
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鹿児島県
蒲生和紙(がもうわし)
豊かな水と原料に恵まれた風土の蒲生地域では17世紀和紙づくりが盛んにおこなわれ地産化された。全盛期には約300人程の職人がいたとされる。
原料はカジの木の皮。繊維が長くて太く、皮が厚いため引きの強い強靭な紙に仕上がる。丈夫で淡い茶系色や素朴で繊細な質感が特徴。
鶴田和紙(つるたわし)
手揉み茶をつくる際の茶取り紙として漉かれのが起源とされる。
茶取り紙、障子紙などの製品がつくられる。鹿児島県伝統工芸品。
薩摩和紙(さつまわし)
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