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滋賀県
彦根仏壇(ひこねぶつだん)
江戸時代中期、高い技術をもった武具師・細工師・塗師などが武具の製作を辞めた後、仏壇製造に携わるよう彦根藩の勧めによって始まったとされる。
当時の分業制を引き継ぎ、七種の職人達「*①工部七職(こうぶしちしょく)」によって完成させる。
部品は「ほぞ組み」という分解可能な構造。
※①工部七職…木地師、宮殿師、彫刻師、箔押師、蒔絵師、塗師、錺金具師
関連リンク
京都府
京仏壇(きょうぶつだん)
日本における仏壇・仏具文化の発祥地で製造される伝統的な金仏壇。
約3000以上の寺院と100以上の各宗派の本山があり、日本における仏教文化の中心地。
手作業で行われる漆塗・蒔絵・箔押・金具加工などの美しさや、各宗派様式に合わせた製造技術と格調を特徴としている。
大阪府
大阪仏壇(おおさかぶつだん)
仏壇・仏具の産地となったのは、四天王寺建設に際に、聖徳太子が朝鮮半島の百済から技術者を大阪に呼び寄せたことが始まりとされる。
各宗派により、高蒔絵や錺金具・彩色など、様式に合わせた仏壇が製作される。
兵庫県
兵庫仏壇(ひょうごぶつだん)
江戸時代、仏壇・仏具文化の発祥地である京都にて修業した職人がその技を持ち帰り、京都の下請けとして仏壇製造をしたのが始まりとされる。
天然の原材料を使い、数多くの行程を経て手作業で丁寧に作り上げる。
姫路仏壇(ひめじぶつだん)
播州地方は、浄土真宗の普及の背景があり仏壇製造が盛んであった。
姫路藩お抱えの職人(塗師、彫刻師、金具師など)の技術・技法が確立し、幕末から明治頃に仏壇・仏具の製造にいかされたと伝えられている。
比較的大型の仏壇が多く、外観は豪華絢爛で重圧な特徴がある。
出典:youtube HARADAKOMYODO 姫路仏壇の伝統-原田光明堂