(ろいろし)
どのような仕事?
漆器の仕上げの塗り技法には様々な種類がある。
一般的に目にする漆器の多くは、塗りの最後の工程である上塗りで、職人が漆を塗って乾いた状態で完成とする「塗立(ぬりたて)」と呼ばれる技法。
そこからさらに平らで光沢のある艶(つや)をだすことで、まるで*①鏡面のように仕上げ、漆塗りの最高峰と呼ばれる仕事をするのが呂色師。
※①鏡面(きょうめん)仕上げ…鏡(かがみ)のように仕上げる。
出典:youtube HISAYA TSUKIJI 8 蝋色漆磨き URUSHI Roirourushi Migaki
必要な資格や免許
資格や免許は特に無し。
関連する資格
伝統工芸士(でんとうこうげいし)
経済産業大臣指定の伝統的工芸品、工芸材料・工芸用具の製造に従事する技術者を対象に「伝統工芸士認定試験」を実施。
昭和49年(1974)に誕生した制度で、伝産法規定に基づく国家資格。
受験資格は、経済産業大臣指定伝統的工芸品の製造に今現在も直接従事し、試験実施年度の4月1日時点で、12年以上の実務経験を有する人を対象にしている。実務経験年数には、専門養成機関の修得期間も含まれる。
原則産地内に居住している者であるが、各産地組合において独自の内部規定を設けている場合がある。又、産地組合の中に設置されている委員会を通じて受験申請を行う。
呂色師になるには?
漆芸・呂色(蝋色)の技法を学べる専門学校、大学で技術と知識を習得し、漆器の有名産地で就職や、独立している職人の元への弟子入りをして修業を積むなどがある。
技術や知識は当然のことながら、繊細かつ丁寧な仕事が求められる面、根気強さなども必要とされる。
工房体験、見学をおこなっているところもあるので、まずは職人の技を見て体験することが大切。
学べる学校「漆器」
準備中
漆器に関わる職種
塗師
木地師
蒔絵師
沈金師
研物師